井六園はお茶離れという時代の変化に対応して残ってきた
井六園は創業190年を誇るお茶の老舗。
お茶離れが叫ばれる中で時代の変化に対応してきた。
画期的な新製品の開発や、サロンの主催などの
文化活動による、ある意味「老舗離れ」した
ユニークな試みが特徴である。
お茶は昔から日本の生活そのものと言って良いものでしたが
最近はコーヒーが好まれるなど、お茶離れが進んでいると
いわれている。
こうした中で井六園はいかにして生き残ってきたのか。
お茶は和食とともに飲まれることが多く
食生活の洋風化はお茶需要の低下を産んだ。
また、生活様式の変化も大きな時代の流れである。
とくに若者は、お茶のチラシやDMを見たにしても
手を伸ばそうという気になるか疑問である。
お茶はコンビニのペットボトルで買う物だと
いう認識が定着している以上、茶葉を買ってわざわざ
急須に入れてお茶を飲むという行為が行われるとは
考えにくい。
そうした中で井六園は新しい策に出た。
それがお茶スイーツの展開である。
老舗のひと味違うお茶を使っているということが
ブランディング上において競合他社との大きな差別化に
なっている。